★9月★

ふー…秋だねグリム…
母さん夏が終わったから気が抜けちゃったよ…

グリム「気持ちは分かるけど、元気出そうよ、ね。
ほら攻略いくよ」

お前はいつでも真面目だねえ…僕そっくりだよ…はあ。

グリム「(そうかな…?)で、今月は何があるの?」


んー、アレフの休日イベント2があるで。
ほれ、休みの日にアレフの所に遊びにいってみ。

グリム「わ、珍しいー。図書館にアレフがいるよ」

奴がそんな所にいるのには何か企みがあるんでしょ。
ほれ、『黒アザミの唄』発生な。

グリム「アレフ発見。誰かとお話してる…ん、イヴさんと?」

おお、図書館の主と?変な組み合わせ。
えー、なんか彼女に、
いかに自分が真面目かお前から教えてやってくれと…

グリム「…悪いけどそれは無理かな」

だよねー(けらけら
イヴさんが今日のターゲットかあ。
可哀想に、彼女は真面目さんだからな…

グリム「今朝の開館からずっと話しかけられてるんだって」

今までかい!ね、粘るなー。
…あの手この手で彼女に色々聞き出そうとしてるけど
なんか取り付く島がないみたいやね。

グリム「そうでもないよ。いい加減根負けして
自分と何がしたいのかって聞いてるから」


どうせ仕事終わったらデートしようとか
そんなんでしょ?…ほれ、やっぱり。

グリム「あ、でも今開放してくれるのならってOKしたよ。
     すごいねー、粘り勝ちって奴じゃない?」


よっぽどうざかったんだろーな…なむー。
ん、でも仕事がたくさん残ってるから
今日は無理かもしれないだと…。
手伝えば時間は出来るかもしれないけどね。

グリム「…なんかやーな予感」

大当たり。ほれ、だーりんから手伝い要請じゃよ(ぽん

グリム「いーやーだー!やだやだ、僕は嫌だからね!」

ふーん…じゃあ
『黙って見守ってやるから、自分一人でやれ』
選択と…(ポチっとな

グリム「そうそう、一人で頑張ってね」

しかしグリムが黙ってるのを良い事に、
自分に都合のいいように話を進めるアレフであった。

グリム「っていや、だから!
僕は手伝わないんだってば!
黙ってるからって好き放題言うなー!」


(…我が息子ながら押しに弱い奴め)

グリム「うう…もういいよ、話を進めて…」

よっ、この太っ腹!どてっ腹!

グリム「うるさい!あー、アレフもうるさい!」

ここのくだりは漫才みたいで面白いですよ。
さて、観念したところでイヴの話を聞こうか。

グリム「ん、なになに…」


なんでも、図書館の記録に一部誤りがあったんだってさ。
それも、設立してからずっと…って感じの。

グリム「へえー…なーんかめんどくさそー」

だよね。
で、そこで面白い魔法があるっていうのよ。
別の紙にインクで書かれた文字を
そのまま移動させるっていうのが。

グリム「それは便利だね。…でも、イヴは魔法使えたっけ?」

うん、だから魔法学校生のシェリルに手伝ってもらうんだって。
彼女は読書家だから、ここにもよく来るしね。

グリム「で、僕たちはどうすればいいの?」

君たちはその魔法の材料集め。
黒アザミの花びら2千枚、無傷の奴ね。

グリム「に、に、にせんまい!!??」

まあまあ、そんだけ量が膨大って事だよ。

グリム「うう、しんどそう…嫌だな、気が進まないな…」

ん?行きたくない?どうする、まだ間に合うけど。

グリム「…いいよ、一度やるって行ったからには…頑張る」

そうそう、困っている人は助けてあげないとね。
という訳で『やるといったからにはやる。』を選択。

グリム「よし!やると決めたからには頑張るぞー!」

ちょいとアンタ!イヴさんが何か言いかけて…もう行っちゃった。

……………(建物の外)…………

グリム「で、確か黒アザミは水辺に生えてるんだっけ?」

そうだよ。川沿いかローズレイクか…
さて、どっちにする?

グリム「川に行ってみようよ。近い所からいってみよう」

あい、『川沿いに行く』ね。
さー行った行った

…………(ムーンリバー沿いの道)………

はい、到着。…うん、ぽつぽつ咲いてるでないの。
ただ、二千枚も取れるかどうか…じゃない?

グリム「んー、摘みながら歩いていけば、きっと
まとまって咲いてるところもあるよ」


せやね。なら2人ともキリキリ働けー。うらうら。

グリム「うう、母さんは手伝え…ないか」

おほほほほ、きりきり働けー働けー。

(数時間経過)

グリム「駄目だ…全然集まんないよー」

うーん、探す所間違えたかな…
あ、いかん、もう図書館しまる時間じゃね?

グリム「嘘!えー、どうしよ、
二人合わせても絶対足りないよー!?」


もう少し粘る?

グリム「ううん、アレフが女性を待たせちゃいけないって」

…まあそうやね。仕方ない、タイムアウトかあ。

グリム「あーあ、頑張ったのになあ…」

……………(再び図書館)…………

グリム「イヴ、ごめん。一生懸命頑張ったけど、足りなくて…」

ローズレイクには群生地があったみたいだけど、
そこまで辿り着けなかったもんねえ。

グリム「ちゃんと最後まで話を聞けば良かった…
あーあ、くたびれ損かあ。」


んにゃ、そうでもないぞ。足りないといっても少しだから、
残りはマジックショップで買うことが出来るみたい。
図書館の予算で。

グリム「…と、ゆーことは…」

ミッションコンプリート。おめでとう、任務達成だ(ぱちぱち)

グリム「は、は〜〜〜〜〜…あー、良かったー!」

お疲れさま〜。
さて…アレフからご相談があるみたいだけど

グリム「ん…?なーに?」

今日はご苦労様、感謝してる、
疲れただろうから、今日は早く帰って寝られてはどうかって…


バキッ(何かの砕ける音)


ぎ、ぎ、ぎゃー!ぎゃー!ぎゃー!
アレフが、頭が、陥没ーーーーーー!!!ヒエー!!

グリム「いやーステーキかー。あんましお肉好きくないけど、
たまにはいいかなー、アハハ(ポキポキ)」

(普段温厚な子が怒ると怖いって本当なのな…ブルブル…)

…アレフの回復を願いつつ、9月後半へ続く…

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